小説の館

【目次】
ETERNAL CRYSTAL 第1章
祈り
月明かりの下で

作品投稿について


ETERNAL CRYSTAL 第1章

<作品概要>
自作のファンタジー小説です。

アレス島の人々を救うため、選ばれた7人の戦士がディール島との戦いに赴く。
彼らはディール島の総帥・ルシアを倒すことができるのか?


<登場人物>
 

エリー

ディール島の人々との戦いに赴くために選ばれた戦士。 アクアクリスタルの守護を持つ。
 

ユリ―

エリーの異母姉。 母親が違うことから、最初はエリーに冷たくしていたが、ディール島との戦いに赴くことになり、エリーに心を開く。 エリーと同じ、アクアクリスタルに守護されている。 頭もよく、頼れる人である。
 

フェイル

アースクリスタルに守護されている戦士。 エリーたちとともに、戦う。 7人の中では一番年上で、みんなのリーダー的存在である。
 

シンクレア

イリュージョンクリスタルを守護に持つ戦士。 ユリ―の親友。
 

ティシア

ウインディクリスタルを守護に持つ戦士。 気候や風を操ることができる。
 

ルイザ

スカイクリスタルを守護にもつ戦士。 エリーの親友。 ヒーリング能力を持っている。
 

ジェミ―ヌ

フレームクリスタルを守護にもつ戦士。 炎を操る。
 
 

レイリア

アレス島の女神。

 

<設定>

アレス島は、クリスタル・ストーンを源にしている。 それぞれの守護になっているクリスタル・ストーンを聖剣とともに操ることで、精霊を召喚したりすることができる。

このアレス島と敵対しているのが隣のダーク・ストーンを源にしているディール島である。総帥・ルシアが中心になっている。

第1章
南に位置する島・アレス。

この島を治める女神・レイリアは、今日も祈りの間で祈っていた。 その祈りの間へ兵士がかけつける。

「レイリアさま、 大変でございます!!」

「どうしたのです? そんなに慌てて」

「隣の島のディ―ルが戦を仕掛けてまいりました!!」

「なんですって!?」

「すぐに、戦士たちを向かわせましょう」

「戦士は選んであったのですが、このような戦いに巻き込む形になるなんて…。 女神の間へエリーたちを集めてください。 私もすぐに行きます」

女神の間。

エリー、ユリ―、フェイル、シンクレア、ティシア、ルイザ、ジェミーヌの7人が集まっていた。

「レイリアさま、いったいなにがおこったのですか?」

秀才で、レイリアの信頼もあつい ユリーが尋ねる。

「我々と敵対している、ディ―ル島をご存知ですね? そのディ―ル島が戦いをしかけてきたのです」

「あのディ―ル島が!?」

「はい。 あなたがたはこれから、ディ―ル島の人々との戦いに赴いてもらわなければなりません。 危険なこともあるかと思いますが、どうかこの島を守ってください」


「心配なさらないでください。 レイリアさま。 私たちは必ず、この島を守ってみせます!!」

「ありがとう。みんな。 あなたたちに、この島の源であるクリスタル・ストーンと聖剣を与えます。 この剣は、あなた達のクリスタル・ストーンで操ることができます。 それに、あなた達の持つ魔法を加えれば、精霊を召喚できたり、いろいろなことに役立ちます」

レイリアは、エリーたちに聖剣とクリスタル・ストーンをわたす。

「申しあげます。ディール島のものが西の地方を占拠したとの連絡が入りました。」

「みんな、行きましょう!!」

「ええ!!」

外へ出ると、ユリーは言った。

「みんな、悪いけどここで待ってて」

「いいわよ。 でも、なるべく急いでね」

「ええ。 エリー」

「なに? お姉さま」

「話があるの。 来て」

「うん」

エリーは、ユリーの後についていった。

「おい、 大丈夫かよあの2人」

「今までずっとエリーに冷たくしていて」

「エリーちゃん、どれだけつらかったでしょうね」

「本当ね。 お母さんが違ったって、 姉妹なんだから」

ユリーの部屋。

「お姉さま、なあに? 話って」

「エリー、今までごめんなさいね。 あなたにつらくあたって」

「お姉さま…!」

「これからは一緒に力を合わせて頑張りましょう」

「うん!」

「これ、 あなたにプレゼント。 あけてみて」

「ありがとう」

エリーが包みを開くと そこには姉とおそろいの髪どめが入っていた。

「お姉さま、 これ…!!」

「私と同じやつよ。 もう少し髪が伸びたら、一緒につけましょうね」

「ありがとう!!」

エリーは、ユリーに抱きついた。

「さあ、みんなが待ってるわ。 行きましょ」 

ユリーは、エリーと部屋を出る。

「あ、きたわ」

「ごめんね。 待たせて さあ出発しましょう」

ユリーたちは、島を離れ 森へと進んだ。

「気をつけろ!」

「ティシア?」

「どうしたの?」

「いやな予感がする」

そばの茂みから、魔物が出現する!!


第2章に続く



祈り

<作品概要>
ハリケンジャーの二次創作。
一甲を失いたくない、一鍬の思いを書きました。

祈り
胸を襲う激痛から漸く解放され、一甲は安らかな寝息を立て始めた。

一鍬はそれを確認すると布団には入らず、縁側に出た。

空には月が浮かんでいる。やがてそれは完全に満ち、満月になるだろう。

そして、大切な兄の命は月が満ちていくごとに削られていく…

「俺から、兄者を奪わないでくれ…」

『次の満月の夜、カブトライジャーの命は尽きる』

マンマルバの言葉が頭の中によぎる。

一甲の発作が起こる間隔がだんだん短くなってきていることを一鍬は感じていた。

「兄者…俺を一人にしないでくれ。兄者がいなくなったら、俺には生きている意味などない」

一鍬は膝に顔を埋めて、声をあげずに泣いた。

苦しんでいる兄の前で、弱い自分をさらけだすことは決してできなかったのである。

泣くだけ泣いて、やっと落ち着いた一鍬は顔を上げて、空を見つめた。

(どうか兄者を…、大切な人を守れる強さを俺に与えてください……)


END



月明かりの下で

<作品概要>
美少女戦士セーラームーンの二次創作です。
うさぎちゃんと衛さんの前世の頃のお話です。
クインベリルが攻めてくる前の平和なひとときをイメージして書きました。

月明かりの下で
夜、私はいつも湖に行きます。

あの人に逢うために…。

(いつも、この時間になると 必ず来ているから)

いた!

今日もここにいた。

「エンディミオン…」

彼はゆっくり振り向いて、私の名前を呼んだ。

「セレニティ」

「エンディミオン!!」

私は、彼の腕の中にとびこんだ。

彼は、私をやさしく抱き締める。

私の髪にはさわらずに、背中を抱いてくれる。

「君のきれいな髪をクシャクシャにしたくはないから」

いつも、そう言っている。

「私たち、ずっと一緒よね?」

「ああ。いつまでも、たとえなにがおきても 一緒だよ」



END



作品投稿について

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それでは、次号でまたお会いしましょう。

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